2007年のタウン誌「弘前」の表紙の写真を、岩木山を考える会が担当に！

　2007年1月号からも引き続いて本会が担当して、ほ乳類、トンボ、蝶など「岩木山の生き物」シリーズで表紙を飾ることになりました。1～５月号は事務局長の三浦が担当して岩木山のほ乳類の写真を「カモシカ、トウホクノウサギ、クマ、ホンドオコジョ、ホンドリス」の写真・文章が掲載される予定です。

9月

ニホンテン・食肉目イタチ科の動物で体長は４０～４９ｃｍ。森林地帯で単独生活をし昼夜活動する。ネズミ類、果実を捕食する。

　早春、山麓の沢である。黄色の冬毛のまま、全体がふくよかで、まだ皮下脂肪もついているようだ。果実などあろうはずもないいまだに、「冬を装う」川原。獲物を探して、抜き足差し足で動いていく。穏やかな表情のどこに「肉食獣」の血が滾っているのだろう。
　やがて、この川原がヤチハンノキなどの夏緑に変わる頃になると、彼らは顔が真っ黒な夏毛となり、皮下脂肪も落ちて、スリムに変身をする。昼にも行動するのでよく見かけるが、こんなに優しい「顔貌」を見せてくれる個体は珍しい。写真は飛鳥和弘さんが提供。