NHK弘前放送局カルチャーセンター講座「岩木山」について
講座のプログラム(カリキュラム)期日、日程、講座の主題と内容カルチャーセンターの講座名は『岩木山のすべて』となっていて、開講案内の見出しには『郷土の誇り・シンボルの岩木山。野外実習(観察)も取り入れて信仰・神社巡り・高山植物・四季のブナ林・野鳥・文学など、岩木山のあらゆるテーマを「岩木山を考える会」の皆さんと学ぶ。』とあります。
講座『岩木山のすべて』と併行して、7月12日(月)から…「岩木山の花々」も開講されます
いずれの受講申し込みも「036−8356 弘前市下白銀町21−6 NHK弘前放送会館内
NHK弘前文化センター 電話 0172−35−1800 にお願いします。
『岩木山のすべて』講座案内
第1回 7月25日(日)(野外実習と観察)
主題: ゼフィルス(そよ風)を見よう
(1)岳温泉から500mあたりでの観察
(2)ミズバショウ沼の生物(昼食)トンボ・水鳥。
(3)自然観察全般。
第2回 8月8日(日)(10:00〜11:30)(座講:NHK会館2F)
主題: 岩木山と人々の生活
(1)岩木山と信仰
(2)岩木山と農耕第3回 9月12日(日) (野外実習と観察)
主題: 岩木山の神社めぐり
(1)赤倉と大杉
(2)大石神社
(3)高照神社注!3ヶ月単位なので4回以降の日程は未定
第4回 10月中旬
主題: 鰺ヶ沢スキー場と二子沼(観察会・野外実習と観察)
(1)雪のない時のスキー場
(2)二子沼とブナ林探検
(3)沼の野鳥
(4)きのこ汁第5回 11月中旬
主題: 岩木山の景観(スライドかPC用オーバーヒッドプロジェクター使用)
各地点から
*岩木山遠望(・小泊・十三湖・鰺ヶ沢・深浦・白神・八甲田・富士見湖・尾上・薬師堂・大鰐・目屋・弘前城本丸)
*岩木山超遠望 (岩手山・秋田駒・北海道大千軒岳・大館羽保屋山・釜臥山)
*山麓一円近景
第6回 12月中旬
主題: 岩木山の成り立ち(地質学的に)
中央火口丘、古岩木山と外輪山、新生岩木山と噴火の歴史
第7回 2005年1月中旬
主題: 岩木山と文学
(1)小説 (太宰治、石坂洋次郎、葛西善三等)
(2)和歌・俳句 (近世、近代、現代)第8回 2月上旬
主題: 岩木山写真展「私の岩木山」
第9回 3月上旬
主題: 岩木山の民話
岩木山赤倉の鬼(高杉、鬼神社)第10回 4月上旬
主題: 岩木山は生物進化の実験室岩木山は独立峰山の上に取り残された生物は孤立
する。
(1)数が少なくなって多様性を失い絶滅する。
(2)瓶首効果による選択誤差で突然変異が浮上する。
(3)岩木山特産の生物の進化。第11回 5月上旬(野外実習と観察)
主題: 春のエフェメラルズを見よう!百沢・桜林岩木山神社と百沢寺跡
(1)落葉広葉樹林と林床
(2)エフェメラルズの観察
(3)ワラビ狩り・ミズバショウ沼第12回 6月上旬
主題: 岩木山の高山植物(プロジェクター)と講話
(1)高山植物はみなよく似ている。
(2)植物は歩かないから我慢強い。
(3)それでもその自然によくあった植物が生育する。氷河との関連。岩場の植物と崩れ跡の植物・ミチノクコザクラの進化の秘密
1年生、速く進化。
(4)人間の働きと植物の挿話:お山参詣とハイマツ・ユズリハ。セリバオウレンと岩木山神社、センブリ、石松子など。
2005年7月から予定されるもの
1.岩木山登山史(遭難史を含む)
2.岩木山のアニマルトラッキング(野外実習と観察)
3.岩木山の雪形
4.岩木山の湧き水
5.岩木山の気象と雪崩
6.岩木山の絶滅寸前の昆虫(ゴマシジミ)
7.岩木山の絶滅寸前の植物(アオモリトドマツ)
8.岩木山の絶滅寸前の名木(赤倉神社の大杉・百沢の杉の切り株・岳のセンノキ)
9.岩木山の蝉と鳴き声を訪ねる(蝉時雨れを味わう: コエゾゼミ・エゾハルゼミ)
10.岩木山の姉妹火山群と流れ山説
11.岩木山と古代人遺跡
12.岩木山と板碑
13.鳥(オオジシギを聞く・森のコンサート)(野外観察)
14.岩木山登山(自然観察・信仰登山を探る)(野外観察を含む)
15.厳冬の岩木山(登山者の撮影した写真で語る)
16.岩木山・四季のブナとブナ林
17.岩木山・冬の風景
18.岩木山の破壊風景・近景(スキー場・盗掘・不法投棄ゴミなど)
19.岩木山の野鳥
20.高山植物・樹木の花・山腹、山麓の花 (約 400種)