県の自然保護課はいったいどこを探しているのだろうか?
私たちの8/2に行った調査による報告を受け、青森県は8/17・8/22の調査を行ったそうですが、県からは「ニホンザリガニの生息は確認できなかった」という回答しか得られませんでした。私たちは、当会の同行を求めないで調査する県の姿勢に抗議し、9/5(火)に合同による再調査を求めましたが、県は業務の都合を理由にこれを拒否しました。
日程調整の電話の場で、県の担当者は電話越しに「今度の土日はどうだい?。私たち(県)は今誘ってるんですよ。」などと、我々をからかう始末。せっかく私たちが連絡を取り合い、行政に気を使い、平日に集う日を設定して、前もって提案しているにもかかわらず、何ですか!この態度は!!!!!。一人ぐらいこっちに回せ!!!。それにもめげず、当日(9/5)の拡張予定地内への入山許可を、なんとか前日の夜にもらい、現地へと向かいました。参加人数は19名。標高約600m付近の前回確認した生息地域を再度確認することに重点をおき、12:00過ぎから探索をはじめましたが、ポイントに到着後、捜索開始から3分もたたないうちにあっけなく見つかり、その後、次々と合計5ヒキのニホンザリガニを確認したところで、目的は果たしましたので調査は終了しました(させました)。最後に見つかった5ヒキ目(最後の1匹)は、マスコミのカメラマンが見つけました。
*ところで、単純にこの点が気になるあなた!。事務局長に聞いておきました。
私:「ところで、このあいだ(8/2のこと)見つけたヤツはここに返したの?」
事務局長:「ゴメンゴメン、いろいろといそがしくて.....。まだうちの冷蔵庫で眠ってる......(;^_^A アセアセ"」マスコミ各社が集う中、本会HPキャメラマン(私)は、バケツの中の2ヒキと4番目に見つかったものを撮影できました。ちなみに、今回新たに見つけたザリガニは全て自然に帰しております。
目的を達成した時点で、一応調査は終了し、ブナ林の伐採現場に行きましたが、岩抱のブナが見事に伐られていて唖然.....。「まさか抜根しないよね。これ」などと、強がりを言いつつ、涙をこらえながら昼食をとました。その後、伐採寸前のクマゲラの採餌痕を確認し、付近の自然探索をし、定時の15:00までに切り上げて帰路に就きました。拡張工事の写真は特集のこちらをご参照下さい。
それにしても、とってもかわいー。ペットにしたい気持ちがよく分かります.....が、温度や水質等の管理上、鑑賞用に飼育するのはとっても難しいので、乱獲は絶対にやめましょう。
待っててください、県の開発保護課のみなさん。そろそろ、看板を元に直しましょうよ。
- おまけ 9/5に大鳴沢で見つけた ハコネサンショウウオの写真(1,2)
- 関連項目
- 8/2 調査報告 鯵ヶ沢スキー場拡張予定地から、ニホンザリガニを発見!。
- 8月24日付の県からの回答はこちらです。環境アセスの不十分さに関する弁明は一言もありません。
- 9月9日、県の現地確認に同行し、9/1に森林管理署が確認した沢と同じことであることを確認しました。特に、本会発見場所の20〜30m下では、谷止め工に関連した刈り払いがされており、沢の温度上昇の影響が懸念されます。また、谷止め工そのものについては、沢の流れが分断されるものであり、工法等の再検討を求め、拡張予定地の全体の他の沢についても再調査を求めていきたいと考えております。
- ニホンザリガニについての参考資料を準備しました。