本会、鳴沢川を守る会、鯵ヶ沢スキー場拡張工事差止請求訴訟原告団では、平成13年2月15日に、下記の内容の公開質問状を提出しました。詳細は後ほど.....。
平成13年2月15日東北森林管理局
青森分局長 荻原 宏 殿鳴沢川を守る会 会長 神 直臣 (印省略)
岩木山を考える会 会長 阿部 東(印省略)
鯵ヶ沢スキー場拡張工事差止請求訴訟原告団 代表 井上 祐一(印省略)
私達は平成11年11月18日に「保安林指定の請願書」を、平成12年2月18日には「国有林施業実施計画案への異議意見書(訂正)」および「青森県鯵ヶ沢スキー場拡張予定地の森林保全を求める要望書」(署名)を提出しました。
森林管理局は岩木山の自然を愛する市民の声と、鳴沢川を生活の拠り所とする農家の声を切り捨て、私たちに何らの対応をすることなく請願を無視し、平成12年の6月に鯵ヶ沢スキー場にたいして国有林利用ならびに国有林伐採の許可を与えました。その後も私たちには何の通知もないままに、1年が過ぎようとしています。このような態度は、国家機関としてあってはならないはずです。今回あらためて、この件ならびに関連事項について、以下の通り公開にて質問いたします。2月19日までに誠実な回答を下さい。
1.貴局が事業者に許可を与えた理由は何か。
2.ニホンザリガニの生息を確認した時、専門家の意見を尊重して、貴局がその保護のために森林保全の措置を取らなかったのは何故か。
3.事業者は工事完了を宣言したが、貴局はリフト敷地や通路の法面を含めて、緑化工事の完了を確認したか。
4.抜根や岩石除去などの土地改変を行っていないことを、貴局は確認したか。
5.搬出されなかった伐採木を、貴局はどのように処置したのか。
6.森林の伐採による水源枯渇や、土石流発生などの危惧に対して、事前に何の対策もなされなかったが、貴局は将来にわたってこれらの問題にどのように対応するつもりか。
7.今後、大鳴沢の水量・水質の定期的な調査を、貴局はどのような調査により行うのか。